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お盆の帰省・旅行で多い車のトラブル|バッテリー上がり・脱輪・ガス欠・飛び石
結論:帰省先で借りた車のトラブルで圧倒的に多いのは「バッテリー上がり」と「脱輪」です。ネットで業者を検索する前に、まずその車(またはご自身)の自動車保険に付いているロードサービスが使えないかを確認してください。付いていることをご存じない方が非常に多く、当店には加入を忘れてネットで見つけた業者を呼び、バッテリー上がりだけで高額な請求をされてしまった実例もあります。長距離移動では渋滞中のガス欠や飛び石によるフロントガラス破損も実際に起きています。あわせて、長く動かしていなかった実家の車を出発前に見ておくポイント(バッテリー・タイヤ空気圧・ブレーキ)も、整備士の立場からお伝えします。
帰省先で実際に多いトラブルは「バッテリー上がり」と「脱輪」
お盆の帰省先では、ふだん乗り慣れていない車を、運転に慣れていない方が動かす場面が重なります。当店に入る緊急のご相談も、この2つに集中しています。
| トラブル | よくある原因 | まず確認すること |
|---|---|---|
| バッテリー上がり | ヘッドライトや室内灯のつけっぱなし。長期間動かしていなかった車のバッテリー劣化 | ロードサービスでジャンピング対応が可能か |
| 脱輪(溝に落ちる) | 慣れない道・狭い農道や実家の駐車場での切り返し | ロードサービスの引き上げ(けん引・クレーン)対象か |
| ガス欠 | 渋滞での長時間アイドリング+エアコン全開で燃料を消費。田舎は給油所が少ない | ロードサービスの燃料配送が対象か |
| 飛び石によるフロントガラス破損 | 砂利道を走った後のトラックやダンプの後方を走行 | 車間距離を取る・後ろを走らない(事後は避けられないため予防が要) |
| キーの閉じ込み | 今の車は鍵が閉まらない仕組みが多く、ほとんど発生しません | ー |
とくに、今年免許を取ったばかりのお子さんが連休に運転するというご家庭では、この2つに気をつけていただくだけでもトラブルはかなり減らせます。
まず「保険に付いているロードサービス」を確認する
トラブルが起きたとき、多くの方が最初に修理工場や知り合いの車屋さんを探されます。しかし先に確認していただきたいのは、その車(またはご自身)の自動車保険に付いているロードサービスです。実際、私たちがご相談を受けたケースの多くは、これで対応できています。
1日自動車保険「ワンデーサポーター」にも、ロードアシスタンスサービスが付いています。サービスの内容・対応範囲・利用条件はプランや約款によって定められていますので、実際にどこまで対応できるかは、お申込み画面およびパンフレット・約款・重要事項説明書でご確認ください。1日自動車保険のロードサービスの位置づけはロードサービスのページで解説しています。
連絡する順番の目安
- けが人・交通の妨げがないかを最優先で確認する。人身事故や危険な場所での立ち往生なら、まず安全確保と警察・救急へ。
- 自分が加入している1日自動車保険のロードサービス窓口を確認する(お申込み完了時のご案内をご確認ください)。
- それでも分からない場合は、車の所有者(親御さん)に、その車の保険にロードサービスが付いているか確認してもらう。
- 事故の場合は事故受付(0120-024-024・24時間365日)へ連絡する。
実際にあった話|ロードサービスを忘れて、ネット検索した業者を呼んでしまった
昨年の夏、あるお客様がご自身がロードサービスに加入していることを忘れてしまい、インターネット検索で見つけた「基本料金の安いロードサービス」に直接電話をして、来てもらったことがありました。
軽自動車1台でおじさんがやってきて、大した作業もしていないのに、高額な請求をされたという事例です。お客様は車に保険の証券を積んでいたにもかかわらず、ロードサービスの存在をすっかり忘れておられました。「何かあったらまずネットで検索する」という最近の行動パターンから検索した結果、このようなことになってしまいました。
お客様は「もうお金も払ってしまったし、済んだ話だからいい」とおっしゃっていましたが、内容を伺うと単なるバッテリー上がりだけのことでした。保険のロードサービスを使っていれば無料で対応できたはずなので、非常に残念な話です。
この件を教訓に、当店ではお客様へ連休前や保険の継続時などに、ロードサービスのご案内をしっかりお出しするようにしています。
お盆の長距離移動で多いトラブル①|渋滞中のガス欠
去年のお盆に実際にあった話です。渋滞に巻き込まれて長時間のアイドリング状態になり、エアコンを全開にしていると、どんどん燃料が消費されていきます。その結果、ガス欠になって道路上で止まってしまったお客様がいました。
そのお客様は最終的にロードサービスを使って燃料を運んでもらい、途中のサービスエリアで無事に追加給油ができて、その後は旅行を楽しめたそうです。
Googleマップなどのナビでも渋滞情報は分かりますが、渋滞が発生していなくても、長距離を運転される場合は極力、地元を出発するときに燃料を満タンにしておくことをおすすめします。さらに、田舎に行くと給油所(ガソリンスタンド)が少ない地域もあります。燃料は空になるまで待たず、ある程度のところで早めに給油するようにしてください。
お盆の渋滞は、車にとってもっとも燃費が悪くなる条件(低速・長時間アイドリング・エアコン全開)が重なります。ふだんの街乗りの感覚で「まだ半分あるから大丈夫」と考えないほうが安全です。
お盆の長距離移動で多いトラブル②|飛び石によるフロントガラスの破損
お盆の旅行で多いのが、砂利道を走った後に高速道路を走るケースです。飛び石によってフロントガラスが破損するトラブルもよく耳にします。
飛び石は、実際に飛んできたときには避けようがありません。だからこそ事前に対策をとることが大切です。砂利道を通った後に高速道路を走る可能性のあるトラック、とくにダンプの後ろを走るのは避けて、次のように対処することをおすすめします。
- 十分な車間距離を空ける
- 追い越せる状況であれば追い越して、後ろを走らないようにする
【整備士から】長く動かしていない実家の車を出発前に見るポイント
ここからは、保険とは別に、自動車整備士としてお伝えしたい内容です。実家の車は「たまにしか動かしていない」ことが多く、久しぶりに長距離を走る前に見ておくべき点があります。
1. バッテリーの確認
まずはバッテリーが弱っていないか確認してください。久しぶりにエンジンをかけた際にかかりにくかった場合は、ガソリンスタンドや整備工場でバッテリーの比重点検を受けることをおすすめします。そこまで弱っていなければ、1時間ほど走行すれば充電されるため問題ありません。
2. タイヤの空気圧
長距離を走るのであれば、タイヤの空気圧は必ず点検しておいた方がいいです。長く置いてある車は空気圧が下がっていることが非常に多いので、帰省の長距離運転に出る前には必ず点検を行ってください。あわせて、タイヤのひび割れや溝の残りも見ておくと安心です。
3. ブレーキの効き具合
長期間保管していると、ブレーキローターが錆びてブレーキの効きが悪くなったり、逆にブレーキシリンダーの動きが悪くなってブレーキを引きずってしまったりすることがあります。これはベーパーロック現象の原因となり非常に危険です。とくに融雪剤を多く使う地域では発生しやすく、中にはサイドブレーキの固着が起きることもあります。
整備工場に伝えるべきは「自分の体で感じたこと」
点検をお願いするとき、まずは自分の体で感じたことを整備工場の方に伝えることが非常に大事です。専門用語で説明する必要はありません。次のような、ご自身で体感できたことをできる限り整備士に伝えるようにしてください。
- エンジンをかけるときにかかりにくかった
- 走行中に車が流れる(まっすぐ走らない)
- ガタガタと音がする
- 思った位置に止まれない(ブレーキの効きに違和感がある)
こうした一言があるだけで、点検の精度は大きく変わります。連休中で工場が混み合う時期だからこそ、症状を先に伝えておくことが早い解決につながります。
トラブルを防ぐ「運転する前」の備え
帰省先で親御さんの車を運転するなら、運転する人自身が1日自動車保険に入っておくことが、いちばん確実な備えです。万一の事故でもご自身の補償で対応でき、親御さんの保険を使って等級を下げてしまうリスクを避けられます。
お申込みはスマートフォンから、乗る直前でも可能です(ただし車両補償付きのワイドプランは、お客さま情報の登録完了日の翌日から起算して7日目以降の日を開始日とする場合に申込みできますため、車両補償までご希望なら早めのご登録が必要です)。対象になる車・ならない車は「お盆の帰省で実家・親の車を運転するなら」、必要な日数の数え方は「1ヶ月だけ入りたい方へ」をご覧ください。
運転する前に|スマホで1日自動車保険に加入(1日800円から)お支払いは携帯料金と合算(キャリア決済)/免許証をご用意ください
代理店からの実務メモ(よくいただくご相談)
現場の声:連休中に借りた車のトラブルで多いのは、やはり最近免許を取ったばかりのお子さんや大学生の方です。操作に不慣れなことから、ヘッドライトをつけっぱなしにしてバッテリーを上げてしまった、溝に脱輪してしまったといった緊急のお問い合わせをいただきます。
そうした場合、私たちは保険に付いているロードサービスをご提案するのですが、初期対応の段階で「ロードサービスが保険に付いていること自体を知らない」方が非常に多く、まずは身近な保険代理店や車屋さんに連絡をしてこられるケースがとても多いです。だからこそ、車を借りる前に「その車の保険にロードサービスが付いているか」「自分が入る1日自動車保険にはどんなサービスが付くか」を確認しておくと安心です。
なお、キーの閉じ込みについては、今の車は鍵が閉まらないような仕組みになっているためほとんどありません。圧倒的に多いのは、やはりバッテリー上がりと脱輪だと感じています。
よくある質問
帰省先で親の車のバッテリーが上がってしまいました。どうすればいいですか?
まず、その車またはご自身が加入している自動車保険に付いているロードサービスが使えないかご確認ください。当店にご相談いただくケースでも、多くはロードサービスで対応が可能です。ロードサービスが保険に付いていることをご存じない方が非常に多いのですが、修理工場を探す前に一度ご確認いただくことをおすすめします。サービスの内容・対応範囲は約款やプランにより定められていますので、詳細は約款・重要事項説明書でご確認ください。
溝に脱輪してしまいました。ロードサービスで対応できますか?
脱輪はご相談の多いトラブルのひとつです。引き上げ(けん引・クレーン等)が対応の対象になるかどうかは、ご加入のプランや約款の定めによって異なります。まずはロードサービスの窓口にご連絡のうえ、状況をお伝えください。車が交通の妨げになっている場合や、けが人がいる場合は、安全確保と警察・救急への連絡を最優先してください。
長く動かしていなかった実家の車を、お盆に運転します。何を見ておくべきですか?
自動車整備士の立場からお伝えすると、確認しておきたいのは3点です。1つ目はバッテリーで、久しぶりにエンジンをかけた際にかかりにくかった場合は、ガソリンスタンドや整備工場で比重点検をおすすめします。そこまで弱っていなければ1時間ほど走行すれば充電されます。2つ目はタイヤの空気圧で、長く置いてある車は下がっていることが非常に多いため、長距離の前には必ず点検してください。3つ目はブレーキで、長期保管によりローターが錆びて効きが悪くなったり、逆に引きずったりすることがあり、ベーパーロック現象の原因となり危険です。不安があれば出発前に点検を受けてください。
車を点検に出すとき、整備士に何を伝えればいいですか?
まずはご自身の体で感じたことを伝えることが非常に大事です。専門用語である必要はありません。「エンジンをかけるときにかかりにくかった」「走行中に車が流れる」「ガタガタと音がする」「思った位置に止まれない」など、体感できたことをできる限り整備士にお伝えください。この一言があるだけで点検の精度が変わります。
キーの閉じ込みも心配です。よくあることですか?
今の車は鍵が閉まらないような仕組みになっているため、キーの閉じ込みはほとんど発生していません。連休中のご相談で圧倒的に多いのは、バッテリー上がりと脱輪です。
お盆の渋滞でガス欠になりました。どうすればいいですか?
ロードサービスの燃料配送が利用できないかご確認ください。去年のお盆にも、渋滞で長時間アイドリングしエアコンを全開にしていた結果ガス欠になり、道路上で止まってしまったお客様がいらっしゃいました。その方はロードサービスで燃料を運んでもらい、途中のサービスエリアで追加給油して旅行を続けられました。対応の範囲は約款やプランの定めによりますので、詳細は約款・重要事項説明書でご確認ください。
渋滞でガス欠にならないために、何を気をつければいいですか?
渋滞での長時間アイドリングにエアコン全開が重なると、燃料は思った以上に消費されます。ナビで渋滞情報は分かりますが、渋滞が発生していなくても、長距離を運転する場合は地元を出発するときに燃料を満タンにしておくことをおすすめします。また田舎では給油所が少ない地域もあるため、空になるまで待たず、ある程度のところで早めに給油してください。
高速道路で飛び石を受けてフロントガラスが割れました。防ぐ方法はありますか?
飛び石は実際に飛んできたときには避けようがないため、事前の対策が大切です。お盆の旅行では、砂利道を走った後に高速道路を走るケースが多く、そうしたトラック、とくにダンプの後ろを走るのは避けてください。十分な車間距離を空けること、追い越せる状況であれば追い越して後ろを走らないようにすることをおすすめします。借りた車そのものの損害に備える場合は車両補償付きのワイドプランという選択肢がありますが、登録完了日の翌日から起算して7日目以降を開始日とする必要があり直前では選べません。補償の対象範囲は約款でご確認ください。
ネットで検索して出てきたロードサービス業者を呼んでも大丈夫ですか?
呼ぶ前に、まずご自身やその車の保険にロードサービスが付いていないかご確認ください。実際に当店のお客様で、加入していることを忘れてネット検索した業者を呼び、バッテリー上がりだけなのに高額な請求をされたという事例がありました。車に保険の証券を積んでいたにもかかわらず、ロードサービスの存在を失念されていたケースです。保険のロードサービスを使えば対応できたはずのことでした。やむを得ず一般の有料業者に依頼する場合でも、作業前に必ず料金を確認してください。「基本料金」が安く見えても、作業内容や距離によって加算されることがあります。
この記事は、あいおいニッセイ同和損保の保険代理店「有限会社サンガ」(監修:辻本 貴行)が、1日自動車保険「ワンデーサポーター」の取扱代理店としてご案内しています。対象条件・補償・ロードサービスの内容・手続きの詳細は、必ずお申込み画面およびパンフレット・約款・重要事項説明書でご確認ください。