外車・輸入車編|その車は1日自動車保険の対象?対象外になる高級車リストと車検証の見方
結論:「外車だから入れない」ということはありません。ワンデーサポーターの対象は自家用の普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車で、輸入車か国産車かでは分けていません。ただし、NSX・センチュリー・フェラーリ・マイバッハ・ランボルギーニ・アストンマーティン・ダイムラー・ベントレー・マセラティ・ロールスロイスは一部の高級車として対象外です。判断のカギは車検証の「車名」「用途・車種」「所有者」の3か所だけです。
1日自動車保険(ワンデーサポーター)とは
1日自動車保険とは、他人の車を運転する日にだけ、運転する人が自分で加入する24時間単位の自動車運転者保険です。ワンデーサポーターはあいおいニッセイ同和損害保険が引き受ける商品で、1日800円から、スマートフォンで申し込みます。
ここで大切なのは、「車にかける保険」ではなく「その日に運転する人がかける保険」だという点です。とはいえ、どんな車でも対象になるわけではなく、運転する車の側にも条件があります。友人や親戚の輸入車を借りる予定があってこのページにたどり着いた方は、まずこの車側の条件をご確認ください。
友人の外車を借りる前に、車検証で見る3か所
「せっかく貸してもらえるのに、保険に入れなかったらどうしよう」——輸入車をお借りになる前のご相談で、いちばん多い不安がこれです。確認するのは次の3か所だけです。
- 車名:対象外として明示されている高級車に当たらないか(下の表)
- 用途・車種:「乗用」で、普通・小型・軽四輪乗用車のいずれかか(貨物登録は対象外となる可能性)
- 所有者:個人か法人か(法人所有は対象外/ご自身・配偶者の所有も対象外)
車名だけで決まらないのは国産車と同じです。国産の車種名から確認したい方は車種別の対象可否早見表をご覧ください。
輸入車ブランド別の考え方(早見表)
| ブランド・カテゴリ | 考え方 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| メルセデス・ベンツ/BMW/アウディ/フォルクスワーゲン | 乗用登録なら対象になり得る | ただしマイバッハは対象外。車検証の車名で確認 |
| ボルボ/プジョー/ルノー/シトロエン/フィアット/MINI | 乗用登録なら対象になり得る | 用途「乗用」・所有者欄が個人か |
| ジープ/シボレー/フォード/テスラ | 乗用登録なら対象になり得る | ピックアップ型は貨物登録の場合あり |
| ポルシェ/ジャガー/ランドローバー/アルファロメオ | 乗用登録なら対象になり得る | ただしダイムラー名義の車名は対象外 |
| レクサス(国産の上級ブランド) | 乗用登録なら対象になり得る | センチュリーは対象外(トヨタでも車名で分かれる) |
| フェラーリ/ランボルギーニ/マセラティ/ベントレー/ロールスロイス/アストンマーティン/マイバッハ/ダイムラー/センチュリー/NSX | 対象外 | 一部の高級車として明示的に除外 |
| 並行輸入車・逆輸入車 | 個別確認が必要 | 登録内容・車名の表記によります |
| キャンピング架装された輸入バン(8ナンバー等) | 個別確認が必要 | 登録用途・改造内容によります |
※上表は考え方の目安です。最終的な対象可否は車検証と、お申込み画面・約款・重要事項説明書でご確認ください。
対象外として明示されている一部の高級車(10種)
ブランド全体で対象外になるものと、同じメーカーの中でその車名だけ対象外になるものがあります。ここが誤解されやすい点です。
| 対象外の車名・ブランド | 間違えやすい点 |
|---|---|
| フェラーリ/ランボルギーニ/マセラティ/ベントレー/ロールスロイス/アストンマーティン | ブランド単位で対象外 |
| マイバッハ | メルセデス・ベンツの他の車種は対象になり得るが、マイバッハは対象外 |
| ダイムラー | 車名としての「ダイムラー」。ジャガーの他の車種とは扱いが分かれる |
| センチュリー | トヨタ車でもセンチュリーは対象外 |
| NSX | ホンダ車でもNSXは対象外。国産=すべて対象、ではない |
電気自動車(EV)・ハイブリッド車はどうなる?
「テスラは特殊だから入れないのでは」「リーフのようなEVは対象外では」というご質問をいただきます。当店でご案内している対象・対象外の条件に、動力の種類(ガソリン・ディーゼル・ハイブリッド・電気)による区分は設けられていません。
- 判断するのは用途・車種区分(自家用の普通/小型/軽四輪乗用車か)と所有者です
- 乗用登録のEV・ハイブリッド車であれば対象になり得ます(例:乗用登録のテスラ、リーフ、アリア、bZ4X、プリウス、アクア)
- 軽のEV(サクラ、eKクロスEV等)も、軽四輪乗用であれば対象になり得ます
- 商用バンをベースにしたEV(貨物登録)は対象外となる可能性があります
個別の車種については、車検証をお手元にご用意のうえ、お申込み画面と約款・重要事項説明書でご確認ください。
つまずきやすい3つのケース
ケース1:車名は対象でも、所有者が法人だった
輸入車・高級車は社用車として法人名義で登録されていることが少なくありません。法人が所有するお車は対象外です。「友人の車」と思っていても、車検証の所有者欄が会社になっていれば申し込めません。仕事で借りる場合の考え方は借りた車を仕事で使うときの記事で整理しています。
ケース2:修理代が車両補償の上限を超えそう
借りた車そのものの損害に備える車両復旧費用は300万円(免責15万円)で、ワイドプラン(1日2,500円)にのみ付いています。輸入車は部品代・工賃が国産車より高くなることがあり、修理費が上限を超える場合の取扱いは契約の内容によって決まります。金額の大きいお車をお借りになるときほど、事前に限度額をご確認ください。補償の全体像は損害の種類別 補償早見表にまとめています。
ケース3:ワイドプランを当日に選ぼうとした
ワイドプランは、お客さま情報の登録完了日の翌日から起算して7日目以降の日を開始日とする場合に申込みできます。思い立ったその日には選べません。高価な車をお借りになる予定があるなら、少なくとも1週間前に情報登録まで済ませておくのが現実的です。詳しくはワイドプランの7日前ルールをご覧ください。
加入の手順(スマホで完結)
- 車検証で車名・用途/車種・所有者の3か所を確認する
- 運転免許証を手元に用意する(仮免許・国際免許では申し込めません)
- スマートフォンから申込み画面へ進む(契約者ご本人名義のドコモ・au・ソフトバンクの端末)
- プランを選ぶ(エコノミー800円/ベーシック1,000円/ワイド2,500円。ワイドは登録完了日の翌日から7日目以降が開始日)
- 開始日時を指定する(手続き完了時から、または10分単位で指定。1回の手続きで最大7日間まで)
- お支払いは携帯電話料金と合算(現金・振込・クレジットカード払いは使えません)
お支払いは携帯料金と合算(キャリア決済)/免許証をご用意ください
代理店からの実務メモ(よくいただくご相談)
現場の声:「車名だけでは判断できない」というご相談は、輸入車でも国産車でも同じくらいいただきます。当店では、車検証の車名・用途・所有者を確認したうえで、対象になり得るか・対象外の可能性があるかをご案内しています。
また、「持ち主の保険で自分が運転できるのか分からない」というお声も多いです。運転する本人がその日だけ入っておけば、貸す側・借りる側の双方が納得して出発できます、とお伝えしています。「急に予定が決まったのですぐ入りたい」「数百円なら気軽に入っておく」というご相談も増えています。
整備士の経験から一言:普段乗らない車、とくに車幅感覚の違う輸入車は、駐車場での接触が起きやすい場面です。私自身も人の車をお借りするときは、ミラーの角度とシート位置を最初に覚えておいて、返すときに元に戻すようにしています。ゴミは持ち帰り、借りたときよりきれいにして返す。運転していて気になる音や違和感があれば、そのままにせずオーナーへお伝えする。この3つだけでも、次もまた気持ちよく貸していただけます。
よくある質問
友人のベンツやBMWを借りるのですが、1日自動車保険に入れますか?
輸入車だからという理由で一律に対象外になるわけではありません。ワンデーサポーターの対象は自家用の普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車で、車検証の用途・車種区分で判断します。乗用登録の輸入車であれば対象になり得ます。ただし、NSX・センチュリー・フェラーリ・マイバッハ・ランボルギーニ・アストンマーティン・ダイムラー・ベントレー・マセラティ・ロールスロイスは一部の高級車として対象外です。また、そのお車の所有者が記名被保険者・指定被保険者ご本人やその配偶者、法人である場合も対象外となります。最終的な可否はお申込み画面と約款・重要事項説明書でご確認ください。誰の車なら運転できるかは関係別の早見表もあわせてご覧ください。
フェラーリやランボルギーニは本当に対象外なのですか?
はい。ワンデーサポーターでは、NSX、センチュリー、フェラーリ、マイバッハ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ダイムラー、ベントレー、マセラティ、ロールスロイスが一部の高級車として対象外とされています。同じメーカーでも車名で分かれる点にご注意ください。たとえばメルセデス・ベンツでも、マイバッハは対象外です。ご自身が借りる車がどれに当たるかは、車検証の車名をご確認のうえ、お申込み画面と約款・重要事項説明書でご確認ください。
テスラやリーフなどの電気自動車、ハイブリッド車は対象になりますか?
当店でご案内している対象・対象外の条件は、ガソリン・ディーゼル・ハイブリッド・電気自動車といった動力の種類で分けられてはいません。判断するのは車検証の用途・車種区分(自家用の普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車かどうか)と、所有者欄です。したがって乗用登録の電気自動車・ハイブリッド車であれば対象になり得ます。個別の車種の可否は、車検証をお手元にご用意のうえ、お申込み画面と約款・重要事項説明書でご確認ください。
高級な輸入車を借ります。ぶつけたときの修理代は車両補償でまかなえますか?
借りた車そのものの損害に備える車両復旧費用(300万円・免責15万円)は、ワイドプラン(1日2,500円)にのみ付いています。輸入車は部品代・工賃が国産車より高くなることがあり、修理費が300万円を超える場合、超えた部分の取扱いは契約の内容によって決まります。金額の大きい車をお借りになるときは、事前に補償の限度額を約款・重要事項説明書でご確認ください。なお、ワイドプランはお客さま情報の登録完了日の翌日から起算して7日目以降の日を開始日とする場合に申込みできるため、当日の思い立ちでは選べません。1週間前に段取りしておく必要があります。プランの選び方は3プランの比較記事へ。
友人の外車が会社名義(法人所有)でした。この場合はどうなりますか?
法人が所有するお車は対象外です。輸入車・高級車は社用車として法人名義で登録されていることがあり、車名では対象でも所有者欄で対象外になるケースがあります。車検証の所有者欄が個人か法人かを必ずご確認ください。所有者がリース会社等になっている場合も、そのままでは判断できないため、お申込み画面と約款・重要事項説明書でのご確認、または当店へのお問い合わせをおすすめします。
関連ページ
この記事は、あいおいニッセイ同和損保の保険代理店「有限会社サンガ」(監修:辻本 貴行)が、1日自動車保険「ワンデーサポーター」の取扱代理店としてご案内しています。対象条件・補償・手続きの詳細は、必ずお申込み画面およびパンフレット・約款・重要事項説明書でご確認ください。