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友達の車を擦った・ぶつけたときの対応|弁償の進め方と「次」への備え

監修:辻本 貴行(FP2級・宅建士・自動車整備士・損害保険プランナー / あいおいニッセイ同和損保 代理店 有限会社サンガ)

結論:友達の車を擦って頭が真っ白になっている方へ。やることは4つです。①けが人・周囲の安全確認 → ②持ち主(友達)へ正直にすぐ連絡 → ③警察へ届け出 → ④勝手に修理へ出さず、持ち主と一緒に修理工場で見積り。そして先に正直にお伝えします。事故が起きた後からワンデーサポーター(1日自動車保険)に入っても、今回の損害は補償されません。補償はお申込み手続きの完了後に始まるため、すでに起きた事故にはさかのぼれないのです。今回の修理費は持ち主との話し合いで対応し、「次」に他人の車を借りるときは乗る前に加入しておく──この記事では、その両方(事後の進め方と次の備え方)を解説します。

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友達の車を「擦った」とき、弁償の対象になるものとは

借りた車の弁償とは、持ち主の車に生じた損害(修理費など)を、運転していた側が負担することです。他人の車を借りて運転中に傷つけた場合、原則として運転していた人がその損害を賠償する立場になります。整理すると、事故で発生しうる損害は次の3種類です。

どの損害を、どの保険(またはお財布)でカバーするかは、事故の時点で保険に入っていたかどうかで大きく変わります(後述の表をご覧ください)。

事故直後にやること(順番どおりに)

  1. 安全確認:けが人がいないか、車が交通の妨げになっていないかを最優先で確認。けが人がいれば救急(119)へ。
  2. 警察へ届け出:物損だけでも届け出ます(道路交通法上、交通事故は警察への報告義務があります)。保険や賠償の手続きで事故の証明が必要になる場合もあります。
  3. 持ち主(友達)へ正直にすぐ連絡:小さな擦り傷でも黙って返すのは厳禁です。傷の写真を撮り、状況をそのまま伝えます。
  4. 保険の確認:自分が1日自動車保険に入っていた場合は保険会社へ事故連絡(ワンデーサポーターの事故受付は0120-024-024・24時間365日)。入っていなかった場合は、持ち主の保険で対応できるかを持ち主から保険会社に確認してもらいます。
  5. 勝手に修理へ出さない:修理工場選びも修理方法も、持ち主の意向が最優先。一緒に見積りを取ってから負担方法を話し合います。
事故直後の連絡先や保険の仕組みそのものは「借りた車で事故したら保険はどうなる?」で詳しく解説しています。本記事は「そのあと=弁償の進め方と次への備え」に絞ってお伝えします。

どの保険で何がカバーされるか(入っていた場合・いなかった場合)

損害事故時に1日自動車保険(ワンデーサポーター)に入っていた場合入っていなかった場合
借りた車そのものの修理費ワイドプラン(1日2,500円)のみ車両復旧費用300万円(免責15万円)で備えられます。エコノミー・ベーシックに車両補償はありません原則自費で弁償するか、持ち主の保険で対応できるかを確認(持ち主側の契約内容・等級への影響はその保険の保険会社へ)
相手の車・壁やポールなどのモノ対物賠償 無制限(全プラン共通。エコノミーのみ対物免責5万円)
自分や同乗者のけが自損傷害1,500万円・搭乗者傷害(全プラン共通)

※お支払いの可否・条件の詳細は、必ずパンフレットおよび約款・重要事項説明書でご確認ください。

弁償の進め方|「相場」をネットで調べる前に

「友達の車 擦った 相場」と検索したくなる気持ちはよく分かります。ただ、自動車整備士の立場からお伝えすると、見た目が同じような傷でも、修理費は大きく変わります。深さ(クリア層までか、下地まで達しているか)、場所(樹脂バンパーか、鋼板のドアパネルか)、塗装の範囲、部品交換の要否──これらで金額が桁違いになることもあるため、ネット記事の金額をあてにして「これくらい包めばいいか」と決めてしまうのは危険です。

  1. 持ち主と一緒に修理工場で現車を見てもらい、見積りを取る(可能なら2か所)。
  2. 修理方法は持ち主の意向を優先:板金塗装で直すか、部品交換か、あえて直さないか。決めるのは持ち主です。
  3. 負担は見積り・領収書ベースで清算:口約束や「気持ちの金額」より、書面ベースのほうがお互いに後腐れがありません。

代理店からの実務メモ|事後の誠実さが、関係を守る

当店のお客様で、知人に車を貸したところ、返却時に手土産だけでなく車をきれいに掃除して返してもらい「そこまで気遣ってもらえると、また気持ちよく貸せる」と話された方がいました。貸し借りの関係は、事故やトラブルが起きたときの対応でこそ試されます。傷を付けてしまったときも同じで、すぐに正直に伝え、修理の段取りを持ち主のペースで進める──この順番を守った方は、その後も関係が続いているように感じます。

また、「事故の後から保険に入って何とかなりませんか」というご相談には、心苦しいですが「今回の分は対象になりません」と正直にお答えしています。その代わり、次に借りるときのために、乗る前のスマホ加入の手順をご案内しています。

「次」への備え|車の修理費まで備えるならワイドプラン(ただし直前は不可)

一度ひやっとした方から、「次は車の修理代まで出る保険にしたい」というご相談をよくいただきます。ワンデーサポーターで借りた車そのものの修理費まで備えられるのはワイドプラン(1日2,500円・車両復旧費用300万円/免責15万円)だけです。

ここで注意点がひとつ。ワイドプランは、お客さま情報の登録完了日の翌日から起算して7日目以降の日を開始日とする場合に申込み可能で、乗る直前には選べません。友達との旅行やドライブの予定が決まったら、早めの登録・申込みが必要です(詳しくは車両補償は当日つけられる?)。

お手続きには運転免許証(仮免許・国際免許を除く)が必要です。お支払いは携帯電話料金と合算で、現金・振込は不要です。申込みはご自身名義のスマートフォンから行います(お電話はご相談用で、電話でのお申込みはできません)。

スマホで加入手続きへ進む 1日800円から/免許証をご用意ください

よくある質問

友達の車を駐車場で擦ってしまいました。今からワンデーサポーターに入れば修理代は出ますか?

いいえ、出ません。補償はお申込み手続きの完了時(または指定した開始日時)から始まるため、すでに起きてしまった事故にさかのぼって補償することはできません。今回の修理費は、持ち主の方と話し合って対応することになります。だからこそ、次に他人の車を運転するときは、乗る前の加入をおすすめしています。

擦り傷の弁償はいくらぐらい?相場が知りたいです。

金額はこの場では断定できません。整備士の立場からお伝えすると、傷の深さ・場所・塗装の範囲・部品交換の要否で修理費は大きく変わります。ネットの相場記事の金額をあてにせず、持ち主と一緒に修理工場で現車の見積りを取ってください。修理方法も持ち主の意向を優先して決めるのが円満のコツです。

友達(持ち主)の保険を使わせてもらうのはあり?

その車の保険で対応できるか、使った場合に持ち主側の等級・保険料にどう影響するかは、その保険の契約内容と約款次第です。勝手に判断せず、持ち主から加入先の保険会社・代理店に確認してもらってください。持ち主側に影響が残る場合があるため、負担方法とあわせて正直に話し合うことが大切です。

今度また友達の車で旅行します。車の修理代まで備えるには?

ワイドプラン(1日2,500円・車両復旧費用300万円/免責15万円)が選択肢です。ただし開始日は登録完了日の翌日から起算して7日目以降に限られ、直前には選べないため、予定が決まったら早めに登録を。直前ならエコノミー(800円)・ベーシック(1,000円)に乗る前に加入しておく方法があります(車両補償はなし)。

この記事は、あいおいニッセイ同和損保の保険代理店「有限会社サンガ」(監修:辻本 貴行)が、1日自動車保険「ワンデーサポーター」の取扱代理店としてご案内しています。補償の内容・お支払いの条件・対象条件の詳細は、必ずお申込み画面およびパンフレット・約款・重要事項説明書でご確認ください。

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